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中2 特別授業「エンタメについて考える」
3月13日(金)中学2年生で、修学旅行事前学習としての特別授業が実施されました。テーマは「エンタメについて考える」です。中学2年生は、以前から修学旅行のテーマとして設定されていた「平和」について議論を重ね、以下のようなVMVを生徒たちが設定しました。
Vision:笑顔と楽しみを通じて、誰もが安心して集える平和な世界をつくる
Mission:エンタメの力で平和と共感を広げる場を提供し、地域と世界をつなぐ
Value:共感・創造性・参加型の多様性・連携
このMissionに含まれる、エンターテイメントについて、知識を深め、視野を広げるために知見のある専門家の方々をお招きし、本日の講座が開講されました。
1.「言葉を超えてつながる多様性と優しさを育むゲームデザイン」(thatgamecompany 様)
【内容】上記テーマの実現に向け、thatgamecompanyが制作した「Sky 星を紡ぐ子どもたち」を軸に、平和的に楽しめる機能やデザイン、開発の裏側を紹介いただきました。さらに、生徒参加型ワークショップでは、ゲーム内で言葉を使わずに心を通わせる「エモート」のアイデアを考え、発表しました。
2.「How to 自分プロデュース「声」を鍛える」(渡邊史様:ソプラノ歌手・滋賀大学准教授)
【内容】「表現」とは自分の考えや意見などを相手に伝えるための手段であり、私達の身の回りは「表現」に溢れているということを土台に「表現」を論理的に捉える講義が展開されました。講義の中では史先生の生歌鑑賞もあり、音楽室に響き渡る歌声に圧倒されながら、「声表現」のヒントや日常で使える表現方法、トレーニング例などを学びました。
3.「エンタメという視点から考えるドラマにおけるクリエイティビティの産み出し方」(福田浩之様:映画監督、ドラマプロデューサー)
【内容】意識的にクリエイティビティを出すために、悩みの人生や環境といった自分自身と向き合うことの重要性を講義していただきました。
4.「エンタメでつなぐ世界」(QuizKnock運営会社・baton 佐藤匡様)
【内容】今回はエンタメのなかでも、映像及びクイズの仕組みについてレクチャーしていただきました。まず、映像に関するセクションでは、テレビ、映画、YouTubeなどの異なるメディアがどのように工夫して視聴者を惹きつけるかについて学びました。クイズ作成に関するセクションでは、効果的なクイズの作り方や、質問の構成方法について指導を受け、その後、実践として「大阪万博」をテーマに、生徒自身がクイズを作成しました。
全ての講座が、エンターティメント界の第一線でお仕事をされている方々からのお話しで、生徒は主体的に生き生きと学んでいました。
「楽しみ」と「笑顔」が平和への第一歩と考え、その広がりのためにエンタメに注目した生徒達のミッションを、今後さらに深掘りしてゆきます。